前職で土木施工管理を経験後、現在は発注者側の立場です。現場経験を活かし、施工会社とのやりとりではできるだけ現場がスムーズに進むように配慮していますが、関係先は行政、地権者、社内関連部署など幅広く、想像以上に多くの方々と接する機会があります。社内外のさまざまな方々からの協力があってこそ成り立つ仕事ですから、どんな場面においても、「相手の状況を察し、いかに気持ちよく動いてもらえるか」を考えて業務に取り組むようにしています。周囲にアンテナを広げ、課題の芽を敏感に察知し、率先して解決に動くことも意識しています。そうした真摯に取り組む姿勢が周囲からの信頼を生み、結果として円滑な事業推進につながっていくと考えています。

無事に拡張工事を終えた道路を一般に開放した際、車の往来を見て感無量になったことは忘れられません。また、事業地区内に新しい公園を完成させた際には、地域の子どもたちが遊ぶ姿を見ながら、地権者でもある保護者の方から「子どもがとても楽しそう。ありがとう」と言っていただいたこともあります。そうやって新しい街が生まれる過程を目の当たりにすること、そして地域への貢献を強く実感できることは大きな魅力です。多くの人がこの街を訪れることを想像すると、その基盤を作る仕事にやりがいを強く感じます。これからも地域の方々のご期待に応えられるよう、自分を磨き続け、街づくりに貢献していきたいです。